『やりたいこと』は見つからなくても働ける。
最近とても暑いですね。梅雨があけて、とても暑い日々が続きクーラー無しでは家にとどまってられません笑
さて、就活において一番といっていいほど聞かれるのはこの言葉です。
「やりたいこと、分からなくなりました。」
世の中は「やりたいこと」を見つけてそれに向かって突き進め!という言葉であふれています。でも、過去を振り返っても今まで楽しかったこと、頑張れたことを振り返っても「やりたいこと」、「ぶれない軸」というものはなかなか見つかりませんでした。
正確に言うと、「それっぽいもの」を自分の中で就職活動用に定め、それを深ぼられる度にやっぱり違うな、となり結局しっくりくるものは見つかりませんでした。
学生団体などをやっていた影響から、自分のやりたい事や成し遂げたい事を既に具体的に持っていて実際に事業をおこしたりとか、団体を立ち上げたりとかしている知り合いが何人かいて、その人たちを見るたびに、そこまでの時間や熱量をかけてやりたいと思えることなど見つからない、と思うようになりました。
もしかしたら、自分は空っぽなのではないか?と悩むことも多くありました。
何度も何度も頭の中をぐるぐると思考するようになり、あまり人と話さなくなりました。
でもある時、就職活動で面接して、やりたいことが見つからないという話をした時に、面接官の人に言われました。
「今の時点でやりたいこと、がある人ってほとんど嘘だと思うけどね。実際僕も見つかっていないし。ただ今はこの仕事が楽しいからやってるだけだよ。」
ああ、とその時思いました。
「やりたいこと」って見つけなくても前に進めるんだ。
やりたいことは?という質問をされることが多いかと思います。
その質問を、就職するための関門のようにとらえてしまってなかなか前に進めずに悶々と悩んでいる人もいるかと思います。
でも、一生変わらないような「やりたいこと」を見つけなければ、就職が出来ないわけではありません。今の時点でやってみたいこと、を見つければいいのです。
「やりたいこと」、というのは生きているうちに変わってくるものです。それに、何も行動せずにただ考えていても見つけられることは多分ありません。(考えることは重要ですが)
今の時点で分からない…と思っているのであれば、これかも!と思って行動しながら修正し、考えていけばいいのではないでしょうか。
自分は就職先を「やりたいこと」ではなく過ごしたい環境、一緒にいたい人や、なりたい姿などで決めました。
今も、やってみたい!と思ったことをやりながら模索しています。