インタビュー企画第3弾ファインドスターグループ採用戦略本部長-石上裕也さん

今回は最終回となりましたが、ファインドスターグループ採用戦略本部長の石上裕也さんにお話を伺いました! 

経営企画・総務・法務・労務・財務・IT企画などの様々な分野で仕事をこなしてきた守備範囲の広さと、新卒2年目ですぐに起業をした決断力をもつ石上さんに、普段考えていることや習慣、今までの経歴などのお話を伺いました!

 

是非最後までお読みください!

 

【就活や、今までの経緯について】

―ご自身の就活はどのように行っていたのですか?

 

2010卒だったのですが、そのころはリーマンショックの影響で就活氷河期でした。

軸という軸もなくて最初は大手も受けていたのですが、ご縁は無かったですね。

就活を続ける中でそもそも僕は、あんまり会社員が向いていないんだと思い始めました。

 

―どういうことですか?

 

人にやることを指示されるのが嫌いなんですよね。

人と同じ選択を絶対にしたくない、というわけではなくて、自分のしている事なのにそれをやるという判断を自分でしていないことが嫌なんです。

 

―なるほど、最終的に就職先はどのようになったのですか?

 

あらためてそう考えた時に自分で会社をやろうという事を決め、そのための修行の場として車・バイクが好きだったのでその軸で、かつ、裁量権が多そうなベンチャーでと考え、車・バイクのチューニングパーツの買収や販売を行う会社に入社しました。

その会社を受けたらどんどん選考が進むし評価されるしで、自分で考えてやりたいという僕はベンチャーがあっていたんだなと思います。

 

―そのあと、そこでは何年くらい働いていたんでしょうか?

 

2年半です。入社して半年で不動産に行った友人と話して一緒に起業することを決めました。そこからの2年間は事業計画を練るのと資本金を貯めながら仕事をしていました。

僕は車・バイク関係の事業がしたかったんですが、不動産の賃貸仲介は自分たちで物件を持たないので小資本で始められるんです。なので不動産から初めて事業展開してという絵を描いて不動産の賃貸仲介を始めたのですが、見事に失敗して倒産しました。

また起業しますが、学びとして友人と一緒に会社をやってはダメだなというのがあります。

 

―どうしてですか?

 

友人と、ビジネスパートナーと、どっちかの関係性しか取れないんです。ビジネスをとると友人関係がこわれるし、友人の関係性をとるとビジネスとしてうまくいかないということがあって、僕らはどっちも選ぶことができなくて最初の起業経験は失敗したんですよね。

友人としてやってると言い訳ができる。失敗しても頑張ったね。って言い合える。

 

―体育祭みたいに...笑

 

確かに体育祭みたいですね笑

次はライバルと呼べる人と一緒に働きます。

ライバルだといつ自分の首を狙っているか分からないみたいな緊張感をもって働くことが出来ると思うので。もちろんそこまで殺伐としたくはないですけどね 笑

 

―そこから起業家輩出のビジョンを持つファインドスターに入社したんですね。

 

そうですね。もう一度起業するためにという軸で会社を選びました。

 

 

【考え方について】

―起業をしたいのは、指示されたくないからですか?

 

そうですね。もっというと、僕は人生の中でいつも一番難易度の高い選択肢をとっていこうと決めています。なので、指示されたくないというのも要素としてありますが、起業を選んでいるのは、経営者という立場がビジネスをやるなかで一番難しいポジションだと思うからです。

 

―なるほど。一番難しい道を選んでいるんですね。それはどうしてですか?

 

自分の人生の中で到達できる最高地点に行きたいんです。

何を基準に最高と考えるのかははっきりしていないのですが、難しい厳しいことをやるほど人は成長するとすれば、常に一番難しい道を選んで来たら、自分の中でこれが最高地点だって納得できるじゃないですか。これ以上なかったというのが自分の中にあるので。

 

最高の人生って、僕は一番自由がある人生だと思うんです。

選択肢が多いほど自由な人生、自分に力があるほど選択肢が多い、成長し続けることで力が付いていく、だから難しい厳しいことをやりつづける人生が最高の人生につながると考えてそういう選択をし続けていますね。

 

―先ほどの経歴でも思ったのですが、リスクを恐れずにどんどん挑戦することをいとわない人生を送ってこられたと思うのですが、人生の中で怖いものとかはあるんですか?

 

決めないという選択、決められなくなる事が一番怖いですね…。それは後悔を生むことだと思うので。

 

―石上さんが日ごろから大切にしている座右の銘はありますか?

 

人間は選択ミスをしない。というのが座右の銘です。

何を選んだとしても自分の最良の道に続いているということ。選択ミスだと思ったことでもそれは人生という長さで見るとミスではなくて、この先でより良い方向に進むために必要な失敗の経験になっていると考えています。

 

【スキル面について】

―石上さんは、経営企画・総務・法務・労務・財務・IT企画等々、様々な職種をこなしている守備範囲の広いところが強みだとお聞きしたのですが、新しいことを始めていく際に気を付けていることなどはございますか?

 

新しいことを始めるとき、やり方の前にあり方を考えるようにしています。「○○ってどういう状態が理想なんだっけ?それはどうしてだっけ?」という具合です。そこに現状を重ねるとギャップが見えてくる。ギャップを因数分解すると理想形に到達するまでに必要なタスクが見えてくる。タスクになればWEBで調べたり本を読んだりすれば大体の事はのっているので出来るのだと思います。ただ、自己矛盾みたいになりますが、ずっと続けていっても理想に到達するっていうことは無いんですよね。理想に近づくと理想が変わるので。なので僕は組織の理想を3か月ごとに書き直すようにしてます。

 

―新しいことをなかなか始められない人はどういう行程が出来ていないと思いますか?

 

新しいことを始めていけない人はきっと理想形を考えられていないのだと思います。その物事の理想形とその理由さえ出来れば現状というのは既にあるのでギャップが見えてきて動き始められると思います。

 

以上、石上さんに今までの経歴や子供の時の話、考え方や仕事上のスキルのことなど様々なお話を伺いました!

 

難しいからやる。というシンプルな意思決定をしつつも、常に様々なことをインプットして人が考えないようなところを考えているという石上さん独自のエネルギーの使い方に、自分自身かなり学ぶところがありました。

人生において「失敗」は存在しないので自分で決めた道である限り必ずいい方向に向かっているという言葉も響きました。

 

今進む道で迷っているみなさん、きちんと「選択」して後悔の無い「最高の人生」をおくりましょう!! この記事が少しでも迷える人の力になれていたら幸いです!

 

(文責 キャリア支援団体SHOT東北支部 村山千尋

 

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