株式会社リアライブ 近岡一磨さんインタビュー

【初めに】

このインタビューでは、株式会社リアライブにて営業をされている、近岡さんにお話を伺いました。今までの人生の話や、今大切にしていること、就活生に伝えたい事、これからのこと、などを伺いました。実際に就活生のための事業を運営している近岡さんから、たくさんのヒントをいただくインタビューとなりました。

是非最後までお読みください!

 

 

【ご自身の就職活動について】

リアライブがまだ社員4名の時に入社。(現在は社員数50名を超えています)大学1年生でインターンに参加し、二年の時に内定承諾をされたそうです。現在は営業をおこなっていて部下の教育など幅広く行っていらっしゃいます。

 

>入社のきっかけ。

Twitterで長期インターンを募集していたため参加しました。

テレアポを主に行っていて、今現在たくさんあるサービスの中でその時はジョブトライアウトのみを提供していました。(ジョブトライアウトとは、実際のビジネスに即したグループワークによって選考を行う合同選考会です。全国で開催され延べ20,000人の学生が参加しています)

 

 

>どうしてリアライブに入社したのか?

フライイングがしたかったんですね。早く働きたかった。それができるのがこの会社だけだったので入社しました。働くきっかけは社員さんがいい人そう、とか楽しそう、くらいでいいと思います。特にすごい理由はないです。基本的に『決断』そのものに意味があるとは思いません。その後の行動にこそ、意味があると思います。

 

 

【仕事はゲーム】

決断した後の行動をどうやって続けるのか?行動が大事であることは分かるがそれを続けることが難しいのも事実だ。ご自身がどのように会社決断の後、仕事をしてきたのかについて伺った。

 

物事は解決すれば新しい試練が現れる。例えばワンピースとかでも、敵を倒せば次のもっと強い敵が現れる。仕事も同じで、活躍すればするほど難解な課題が降りてくる。だから仕事はRPGのようなもので、次から次へと現れる課題をどうやったらクリアできるのか?を考えやり続けることだと思います。

だけど、どうしても挫折したり心が折れたりすることもある。その時は過去を思い出します。ワンピースに例えると、今までの航海で共に過ごした仲間や、敵を共に倒した思い出などを振り返って再び立ち上がることが出来る。だから仕事でも今まで進んできた道や仲間は財産になる。もし失敗したとしてもその経験は財産として蓄積されていく。

 

【活躍できる場所を見つける就活】

例えば、一番興味ないと思っている業界の仕事だったとしても、それで世界一の成果を収め、たくさんの人を笑顔にする未来を想像してみてください。やってみたいかも。楽しいかも。と思いませんか? 活躍、は内容を問わず仕事を楽しくするが、活躍できないと逆にどんな仕事でもつまらなくなる。

 

そんな例え話をされた後で、活躍できる場所を見つけるにはどのような就活をしたらよいのか?について教えてくださいました。

 

>活躍すれば仕事は楽しい。活躍できる場所を見つけるには?

基本的に、決断よりも行動が大切ではあるが、どこの場所だと自分が一番活躍できるのか?と考えることは必要です。活躍は仕事を楽しくするので、楽しい仕事を見つけるよりも、自分が活躍できる仕事を見つけた方がよいと思うからです。

 

企業側の思いとしては、自分の会社で活躍してくれる社員を欲しています。活躍出来なそう、と思っているのにわざわざ入れることはありません。

でも、入って活躍が出来なかった、という時は入る前のコミュニケーションに問題があり、学生が自分を偽っていたり企業が自社をよく見せていたりする場合がある。

 

だから、就活の際には自分を偽らないでほしい。偽ると一時的に会社には入社できるかもしれないが、活躍できないから社員自身もつまらないし会社としても利益があがらない。

自分は、大きな組織の中のビリになるよりも小さな組織でトップになった方がよいと思います。だから偽らずに自分を伝え、活躍を期待され、評価された場所で働けばいいと思います。

 

>仕事は人間関係。関わる人は選べない関わる人は自らが作る。

仕事は結局のところ人間関係。誰と働き、誰と汗をかき、誰と涙を流すかが全てだと思います。よく就活で、「こういう人達と働きたい」という風にいう人がいるが、関わる人は自分から選べるものではないです。

類は友を呼ぶという言葉があるように、その人の人格が人を呼び寄せます。その場合、関わる人は選ぶのではなく、自らの人格を磨くことによって作り出していくものだと言えます。

つまり自分がよいと思ったものや関わりたいと思った人に対して、選ぶ、決断する、という行為に値する自分になることが一番重要です。

 

 

>「決断」にも注意すべき点がある。

先ほどから決断自体に意味は無い。入った後の行動や活躍にこそ意味がある。と言っていますが、会社で見ておくべき点ももちろんあります。それは、お金がある企業か(それは大企業でなければという意味ではなくその規模や事業コストに見合ったお金があるかということ)、市場の将来可能性があるか、ということです。

 

これがないところは将来仕事がそもそもなくなるし、お金がないので人材や事業にも投資が出来なくなってしまうのできちんと将来性がある企業かということは調べた方がいいです。

 

 

【日々心掛けていること】

日々心掛けていることや、心にとめている言葉などを伺いました。

 

>日々心掛けていることは?

目標達成は当たり前。会社のために働くのは普通というスタンスで働いています。

学生時代に取り組んでいた部活動も、自分のためよりも組織のために頑張るタイプでした。でも組織が良い状態であれば自分は弱くてもよいというわけではなく、組織のために自分自身も成長する、ということを心がけていました。

 

これを二律性(この場合は組織も成長させる。自分も成長させる。ということ)と呼んでいて、この二律性を自分は大事にしています。働く上では二律性として、夢を語って、利益も出す。ということを掲げています。メリットしかない決断はよくない。デメリットも把握したうえでそれもとりこんで活用していくことが大事だと考えます。

 

例えば、孫正義さんはすごい人だという認識があると思いますが、髪の毛は少ないですよね笑 本人もそれをネタにしています。でもそれが孫さんにとっての弱みではなくそれすらも活用しています。

 

 

 

【今後の目標など】

仕事に取り組むスタンス、決断や行動に関する考え方などをお聞きしました。そのうえで最後に、今後の目標はどのようなものなのか?について伺いました。

 

>夢や今後の目標などはありますか?

夢は無いです。今後どういうキャリアを描きたい、ということも無いです。

僕は今しか興味ないのでとにかく、今を全力で生きていきたい。未来を考えるよりも、出会った仲間などの過去を大切にしたい。

あとは、今ある目標を達成したいです。まずは会社の上場にコミットしたいですね。

 

 

【最後に】

近岡さんとのインタビューには就活生の悩みを軽くするヒントがたくさん詰まっていたと思います。就活ではよく、「何がしたいのか?」「将来の夢は?」とか「納得した決断の基準は?」という質問が多くされ、それについて答えを出さなければならないという風な風潮がありますが、必ずしも答えを持っていなければならないわけでは無く、今を全力で生きていくという生き方もあるのだということに気づかされました。そして、納得した決断をすることは重要なことですが、決断そのものに意味はない。という言葉も響きました。

それからの行動が大事ですね。その後頑張れる場所を見つけるための正直な就活が大事だということも学びました。

 

これを読んでいる皆さんも、この記事を読むことで何か就活のヒントを見つけて頂ければと思います!最後までお読みいただきありがとうございました!

 

(文責:キャリア支援団体SHOT東北支部 村山千尋

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